短期取引の攻略で重要！バイナリーオプションでの「ボラ」とは

イナリーオプションの攻略にとって「ボラ」は重要な要素のひとつです。

「ボラ」が有ると無いとでは相場に対する考え方は大きく変わり、「ボラ」を考えずに手法だけで向き合った場合には手痛い目にあうこともあるでしょう。

「ボラ」とは何なのか、バイナリーオプションにとって「ボラ」がどれほど重要なのか詳しく解説いたします。

バイナリーオプションの「ボラ」とは何？

ボラとは「ボラティリティ」の略語で価格の変動率のことをいいます。価格がどの程度動いたのかということを表し、バイナリーオプションだけでなくFXなどを含む多くのトレーダーがその大きさに注目しています。

というのも、ボラが大きい相場においては相場の方向性を認識しやすい傾向にあり、トレンドの見極めによるポジション取りが有効となるからです。

一定の方向に対して根拠を持つことができるのはボラが大きなカギを握っており、特にトレンドに乗る順張り戦略で効果を発揮します。

バイナリーオプションにおいては「レートが上がるか？下がるか？」を予想するわけですが、ボラがない状況では変動幅が狭くちょっとしたブレに影響を受けてしまうのです。

ただしボラが小さくても戦略を立てることができるのがバイナリーオプションのよいところでもあり、場合によっては限られたボラがつくるボックスレンジの上下限を逆張りで狙うこともできます。

相場に状況に応じて戦略も変化させながら対峙していくわけですが、ボラもその判断材料のひとつとなるのです。

バイナリーでボラ（ボラティリティ）を狙うなら「ポンド」がおすすめ

バイナリーオプションでボラの大きさを利用した売買をするのであれば英国の「ポンド(GBP)」がおすすめです。非常に値動きが大きいといった特徴があり、そのあまりの激しさに殺人通貨と呼ばれることもあります。

米ドル、ユーロ、円に次ぐ流通量の大きな通貨で、ポンド円（GBP/JPY）やポンド米ドル（GBP/USD）などは、投機的な動きもありますが非常にボラの大きな通貨ペアです。

ユーロポンド（EUR/GBP）は同じ欧州通貨ということで相関した動きも多く、他の2つと比べて若干ボラは低くなる傾向にあります。

通貨の特徴や通貨ペアの特徴については以下のページでまとめているので、通貨の特徴を知っておきたいという方はぜひ参考にしてください。

ボラが高い、ボラが低い時間帯とは

ボラの大きさは主に参加者の数に比例することになりますが、どの市場がオープンしているかによってその傾向を顕著に見て取ることができます。

参加者が多く取引量が増えることで価格の変動も大きくなるのです。市場は大きく「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」からなる3大市場で考えることができます。

各市場のオープン時間は上記の通りです。東京市場は1日のうち最もボラが低い時間帯となる傾向にあります。

ロンドン市場のオープンあたりから参加者が徐々に増えボラも高くなり出しますが、オープンの前後は大きく上下に動くなど不可解な動きをするようなこともよくあるでしょう。

しっかりとトレンドを形成してから方向性を見極めることが重要です。

ロンドン市場とニューヨーク市場のオープンが重なる前後の時間帯が1日のうち最もボラが高くなりますが、経済指標の発表がある場合などは急激な動きがあるため注意が必要です。

バイナリーオプションでボラを把握するための分析法

バイナリーオプションの取引において、ボラの大きさはチャートのテクニカル分析をすることで把握することができます。有効なテクニカル指標をいくつか紹介しましょう。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは中央に走る移動平均線の上下のバンドが広くなったり狭くなったりすることが特徴です。

広くなったときはボラが大きく、狭くなったときはボラが小さいと判断することができます。

ATR

ATRは一定期間の平均値幅を示しており、視覚的にボラの大きさを捉えることができます。ボラが大きくなるほど上昇し、小さくなるほど下降します。

出来高

出来高とは売買された量のことでボラとは密接な相関関係にあり、出来高が増えてくるとボラも大きくなる傾向にあります。

MT4で出来高を表示させるにはチャート上で右クリックし、プロパティ＞全般＞出来高の表示にチェック＞OKとなります。

ボラが高い時のバイナリーオプション取引は30秒で決まり！

バイナリーオプションの短期取引においてはボラが低い状況では上下のブレが起こりやすく、判定時刻直前で反対方向に動くということなどはよくある現象です。

したがって短期取引で有効となる相場環境は、ボラが高く方向性がはっきりしているトレンド発生時といえるでしょう。

30秒後には思惑通りの方向に動いている必要があり、最後の最後に押し戻されることがないためにもボラが必要なのです。

ボラが高いときのトレンド形成は一定方向に対し動く習性があるため、その習性を利用することができるのが30秒取引といえます。

ただし30秒取引では「転売」を使うことができないため、エントリーのタイミングを間違えることがないよう集中することが重要です。

ボラ(ボラティリティ)が高い時を狙った実践取引

それではボラが高い状況を狙った実際の取引を見てみましょう。AUD/USDの1時間足を確認してみると、重要ラインを超えて買い転換が予測できる状況です。

5分足では調整局面に入る兆しがありますがボリンジャーバンドも広がりボラも高くなっています。ライン近辺まで一旦押して、再上昇していくところを狙います。

1分足ではライン近辺で押し目をつくり、高値と安値の切り上げを確認したので再上昇に入ったと判断します。

値動きの勢いを見ながらタイミングを計り「HIGH」エントリーです。

見事成功し利益確定です。まずは1,950円の払戻を獲得することができました。

続いてGBP/JPYの1時間足です。上値が重く非常に強いレジスタンスに頭を押さえつけられています。上抜けすれば「HIGH」で、まだ頭を押さえられるようなら「LOW」で検討します。

結局ライン手前で出来高を伴って勢いよく下落しました。「LOW」目線で検討します。

下落の勢いを見て「LOW」エントリーです。

見事成功し利益確定です。再度1,950円の払戻を獲得することに成功しました。

30秒取引は非常に素早い決着が魅力ですが、少しのブレで負けてしまうこともあり比較的難度が高くなります。

ボラが高い相場は勢いに乗せて一方向に動くことも多くなるため、大きな目線から分析をして波に乗ることが重要となります。

今回取引したハイローオーストラリアは海外のバイナリーオプション業者の中でもペイアウト率が高く、しかも出金もスピーディだという評判の高い海外業者です。

またデモ取引もあるので今回紹介したボラティリティを参考にしながら取引をする方法を試してみることができます。

ボラティリティを見ながら取引をしたいという方は一度ハイローオーストラリアのデモ取引を参考にしながら取引をしてみてください。