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円高のメリットとデメリットとは?どのように投資をする?

なぜ円高になっているのか

円安が進むドル円

2016年の年明けから現在円高が続いており、2016年2月現在「USDJPY」は112円台となっています。日銀のマイナス金利政策の発表もありましたが円安には進まず、むしろ円高が進んでいる状態。

その理由としては円が通貨の中でもリスクの低い通貨であることでしょう。そのため通貨ペアでの相手国が株安や財政赤字、金融不安となるとリスク回避のために一気に円買いが発生することも。

現在は世界的な株安と北朝鮮の水爆実験などの影響を受けて円買いが集中していると考えられるのではないでしょうか。前例を上げるとするとリーマン・ショック時などにはドル円の価格は1ドル=87円まで下落するということが置きました。

またギリシャ問題の際のユーロ円では138円台を推移していましたが、この問題を受けて円買いが集中して134円台まで下落。このように日本円は世界的な財政難や事件が起きた際にリスク回避のために買われる傾向があるので世界の状勢をチェックすることは重要です。

円高になったときのメリット・デメリット

円高になるとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここでは円高になった際のメリットとデメリットを紹介していきます。

円高になったときのメリット

円高のときのメリット

1.輸入品が安く買える
円高のメリットとして真っ先に思い浮かぶのが輸入品でしょう。高級腕時計やワイン・食料品、女性ならコーチやクロエなどのブランドバッグやアクセサリー、男性ならメルセデス・ベンツやBMWなどの外国車を買うというときに「円高還元セール」と称して頻繁に安売りされていることも。

例を挙げるとアメリカの車が2万ドルで売られているとします。1ドル=120円のときにアメリカの車を買うのと1ドル=110円の時に車を買うのでは準備しなければならない日本円が変わってくるので注意が必要です。

1ドル=120円のとき→240万円必要
1ドル=110円のとき→220万円必要
20万円の得をしている!

2.海外旅行が安く行ける
ハワイやグアムなど人気の観光地に行く際に円高である場合お小遣いが増えるというメリットがあります。例えば2万円のお小遣いを持って行くとなったとき、空港などで換金しなければなりませんが換金額が増えるのです。そうすると旅行先で必要となるホテル代や食事代が安くなり、お得に旅行をすることができます。

1ドル=120円のとき→約166ドル
1ドル=110円のとき→約182ドル
16ドルお小遣いが増える

3.原油の仕入れコストが下がる
日本はアメリカ・中国に次いで世界でも3番目に原油の消費が多いという国です。また現在は「3.11」の影響があり、原子力発電所の停止が増えて来たためますます原油に頼ることが多くなるでしょう。

原油を安く手に入れられることによって企業の生産コストが下がり生産性が上昇することはもちろん、日常生活においてもガソリンや灯油の価格も下落。冬場や車をもっている人にとっても嬉しいことではないでしょうか。

4.輸入企業の原材料コストが低下
鉄鋼や紙・パルプなどの原材料のコストもさがります。このことによって製造業や製紙業など内需型企業(国内で消費するタイプの企業)の業績が上昇し、それに関連する業種の株価も上がる見込みも。

5.海外の企業が安く買える
海外に生産拠点を移したい、または海外進出をしたいという企業にとって円高はメリットになります。海外の土地や企業が安く購入できるため、生産の幅が広がるでしょう。

円高になったときのデメリット

1.外国人観光客が減ってしまう
先ほどメリットにも挙げましたが、円高になると円からドルへと換金する金額が増えます。しかしその逆を考えるとドルから円へと換金する際には金額が減ってしまいますよね。この場合外国人観光客は大幅に減ってしまいます。外国人観光客を見込んでいる観光地にとっては大問題となる可能性も。

2.デフレに拍車がかかる
デフレを簡単に言ってしまうと「物価やサービスの値段が下がっていくこと」。物価が安くなれば嬉しいと思う方もいるかも知れませんが、物価が安くなると同時に会社からもらえる給料も減ってしまいます。給料が安くなると多くの人が節約や貯蓄をするためにものを買わなくなるでしょう。

また外国で物を作ったほうが安く済むから会社を海外に移します、という企業が増えてしまう可能性も考えられます。そうなると「仕事をもらえない人が増える」→「お金がないから使わない人が増える」→「物が売れなくなる」という悪循環に。日本の景気を良くするためにもこれ以上デフレを長引かせるのは危険です。

3.輸出産業の業績悪化
円高になると輸入産業が活発化する代わりに輸出産業が不利になってしまいます。日本は長い間、車や電子機器を輸出することで成り立ってきた国です。ですから自動車会社をメインとして大きな痛手となる可能性もあります。そうなるとそれらの会社の株も売られる可能性も高くなるため、不況が悪化することも。

1ドル=120円の時に2万ドルの車を輸出→240万円の利益
1ドル=110円の時に2万ドルの車を輸出→220万円の利益
利益に20万円の差額がある!

4.外貨貯蓄の人が損をする
日本は世界でも稀な低金利国家ですので金利の高い外貨で貯蓄しているという人も中にはいるのではないでしょうか。しかし最終的には円に換金しなければ使えません。その時に円高が進んでいると多くの外国通貨を所有していても少ない日本円にしかならないという事態に陥ることもあるので注意しなければなりません。

バイナリーオプションではどう投資すればいいの?

現在円高が進んでいますがバイナリーオプションでは相場がどちらの方向に進んでいるかという事を分析すれば勝てる可能性があります。現在は円高傾向が強いため長期的に投資する人は基本的に「LOW」に予想すると良いでしょう。短期でバイナリーオプションを行うという人は下落するという限りではないのでしっかりと分析を行いながら取引を行うことをオススメします。

もし分析が苦手だという方は経済指標が発表されるタイミングを狙うと良いでしょう。重要度の高い経済指標ほどトレンドが発生する可能性が高く、予想もしやすくなるのでオススメです。海外のバイナリーオプション業者の中には経済指標が発表される日にちをメールなどでお知らせしてくれるところもあるのでオススメの業者を紹介します。

経済指標をお知らせしてくれる業者
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更新日:2024/12/10

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