バイナリーオプションの分散投資による戦略

投資ではリスク管理方法の一つとして知られる「分散投資」。バイナリーオプションでも分散投資を利用することによって、より安定した資金運用が可能となります。

ここではバイナリーオプションで分散投資を行い、リスク管理することで勝率を上げる方法について説明していきます。

分散投資とは

分散投資とは投資におけるリスクコントロール方法の一つ。投資の対象、時間、種類を分けて投資することでリスクを分散させることが目的です。

一つのオプションのみに投資金を賭けてしまうとリスクが高まるので、そのようなリスクを抑えるために用いられ、リスクヘッジとも言われます。

分散投資には投資対象を分散させる方法、取引時間を分散させる方法、投資種類を分散させる方法などがあり、金融商品の特性や各人の投資スタイルによっても適している方法が変わってくるのです。

分散投資するメリットとデメリット

まずは分散投資するメリットについてですが、主に挙げられるのは上記の2点でしょう。特にリスクを分散できるという点は投資をする上で重要です。

リスクを分散させれば安定した収益が得られる可能性が高いため、仮に1つの投資先で失敗しても投資した全ての資産を失ってしまうということがありません。

また心理的な負担が少なくなるという点も挙げられます。例えば取引する時間を変えて投資をする場合であれば「この時間で負けても、次の取引で勝てば良い」というような余裕ができますよね。

また他にも「この取引は負けたけど、別の取引で勝てているから損失は少ない」という余裕が生まれるので、追い詰められた状態で取引をしなくて良くなるのです。

逆にデメリットといえば、大きな利益を狙えないということでしょう。分散投資はいわばリスクを減らすための投資です。

投資で一気に大きな利益を出したい場合は多少のリスクを冒しても多くの資金を一つの銘柄に集中して取引をすることが重要となります。

しかし分散投資ではリスクを減らすために資金を少しずつ投資するのが常ですので、小さな利益は増えますが、一気に大きな利益を得ることは難しいのです。

また分散投資をするということはいくつもの取引をするので、その分手間がかかってしまいます。短時間で取引をしているという方は1秒が勝ち負けに関わってくることもあるので、手間がかかるのは避けたいところ。

しかしリスクを減らせると考えると少しの手間は問題ないと言えるでしょう。

バイナリーオプションで分散投資をするには？

それではバイナリーオプションで分散投資をするにはどうすればよいかを考えてみましょう。バイナリーオプションの場合は利益が出るか資金をなくすかなので、一箇所に投資金全てをかければリスクは高くなります。

バイナリーオプション取引こそ、分散投資でリスクコントロールをする必要があるといえるでしょう。

複数取引をする

まずは複数のチケットを購入してリスクを減らす分散投資を例に挙げて説明してみます。

ドル/円90.00円でペイアウト倍率が1.8倍のとき、上記のように3つの取引を行い、1,500円で購入したとしましょう。

判定時刻にレートが91.50円まで上昇したとすると、①②が当たったのでペイアウト倍率に合わせて利益を獲得することができます。

払い戻しと損失は上記の通りで、全体の損益額を計算すると300円の利益が出たことになるのが分かるでしょう。

また仮に2つの予想を外したとしても、残り1つが当たっていればそれだけ損失を抑えることも可能です。このように複数の取引をすれば損失を減らしたり、利益を増やしたりすることができます。

違う通貨ペアを選んで取引する

また違う通貨ペアを選択して取引をするということもできます。為替というのは特徴的な動きをすることがあり、「○と○はこういう関係だからこう動くことがある」と予想することもできます。

これを「為替の相関・逆相関」と言い、この特徴を考えながら取引をしている人もいるほどです。

このように違う通貨ペアを選択してリスクを分散させるのも一つの方法と言えるでしょう。興味があるという方は以下のページでご確認ください。

別の業者で取引をする

また業者を分けるという方法もあります。海外のバイナリーオプション業者はクリスマスなどキリスト教の休日になると取引できないところがあるのですが、中にはクリスマスに関係なく取引ができるところもあるのです。

ですので、いくつかの業者に分けて取引をしていれば、Aの会社が取引できなくても、Bの会社なら取引ができるというようにできます。

また海外業者は特徴的な取引を提供しているところや、業者によって同じ通貨ペアなのにペイアウト率が違うことも。

その時はより高いペイアウト率で取引ができる業者、取引しやすい取引方法を選べばより多くの利益を得ることができるでしょうから、取引の幅が広がるのです。

業者によっては時間限定でペイアウト率アップと言ったゲリラ的なキャンペーンを行うこともあるので、キャンペーンが開催されている時に利用するという方法もあります。

またどれほど優良な企業でも倒産のリスクがゼロではありません。2019年に入ってから突然閉鎖されてしまったオプションビットなどがそうですね。

このように一つの企業だけを利用してそこに資金を集中させてしまうと、もし倒産した場合には全額を失ってしまいます。

一つの企業が潰れたとしても、その他の企業に預けた分は残るので損失が抑えられるのです。しっかりと経験を積みたいという方は別の業者で取引をするのも良いかもしれませんね。

初めて投資をするという方は上記2つの業者の組み合わせをオススメします。ハイローオーストラリアは出金もスピーディですし、いろんな人が利用しているため安心して取引が可能です。

またトレード200は取引画面でローソク足が確認できますし、最低取引価格が200円と格安ですので少ない資金で取引をしたいという方にオススメとなっています。

またハイローオーストラリアはクリスマスには取引ができませんが、トレード200はクリスマスでも取引ができる業者ですのでクリスマスにも取引したいと言う方はトレード200に登録しておくと良いでしょう。

取引時間を分けて取引をする

最後に紹介するのが取引時間を分けるという方法。相場は時間帯によって特徴的な動きをすることがあります。

例えば夜は最も取引が多いNY市場が開場している時間帯なので、相場が全体的に大きく動く可能性があるというような感じです。

MT4などでチャートを見ていると「この時間帯は相場の動きが分かりやすい」というような部分が出てくるでしょうから、まずは取引しやすい時間を見つけるのも良いでしょう。

分散投資をしてリスクを減らして利益を増やしていこう

今回は分散投資がどれほど重要かを紹介してきました。もちろんメリットもデメリットもあるので、一概には言えない部分もあります。

しかし投資はいかにリスクを減らして利益を増やすかですので、分散投資をして損ではないはず。

バイナリーオプションは熱中しやすく、気づけば資金が底をついてしまったということにもなるのでその状態を避けるためにもしっかりと分散投資を行いましょう！