バイナリーオプショントレーダー注目！ユーロの状況に注目しよう

現在はユーロ圏は景気が悪く、為替も下落傾向にあります。とは言えここまで分かりやすくレートが動けばバイナリーオプションではチャンスになるのです。

ここではユーロがどのような状況なのか、バイナリーオプションで取引をする際にはどのように考えればよいかを紹介していくので参考にしてください。

2019年ECBがハト派へ急旋回でユーロ安に！？

2018年の中頃、ECBのドラギ総裁は「2019年は夏まで利上げに踏み切らない」と言っていましたが、今年の3月には「利上げ延期」を発表したのです。

この利上げ延期でユーロへの期待感が下がり、ユーロは急落しました。2019年内には利上げを行う予定ではあるようですが、現在ユーロはドイツを始めとして景気が悪い状態が続いています。

景気が悪い上にECBが「利上げを延期する」と言えば市場参加者は不安に感じるのは当然でしょう。そのためユーロが売られてユーロが下落してしまうのです。

2019年のGDP成長率の見通しが3ヶ月で0.6％も引き下げられた！？

またユーロ圏の2019年実質GDP成長率は12月時点では+1.7％から+1.1％へと引き下げられました。それに伴いユーロ圏の消費者物価指数(HICP)に関して2019年を+1.6％から+1.2％へと引き下げたのです。

GDPは0.6％、消費者物価指数は0.4％の下方修正となりました。景気は常に変わるので下方修正されることに驚きはありません。

しかし問題なのはその修正した数値の大きさ。GDPの0.6％という数値は大きすぎるとのことで、ユーロ圏の景気の悪さが顕著になったとも言えます。

そして消費者物価指数が1.2％台に落ち込む場合、利上げタイミングもそれに応じて遅れる可能性が高くなるので余計にEURが下落する可能性は高いと言えるのです。

バイナリーオプションで取引をする場合

それではバイナリーオプションで取引をする際にはどのように予想をすれば良いか気になるという方も多いと思います。

もちろん取引をする際はMT4などを使った相場分析が必要となりますが、大まかなトレンドを把握するのも重要です。

EURUSDで取引をするという際は「High」で取引をすると良いでしょう。なぜならユーロも問題ですが、アメリカも今年度内の利上げは行わないと宣言しています。

それに加えてアメリカの経済も失速しているため、現在はユーロが買われる傾向にはあるようです。アメリカの景気が落ち着いてきたら次は「Low」で取引を行うようにしましょう。

EURJPYで取引をするときは基本的に「Low」での取引がオススメ。JPYはリスク回避通貨ということもあり、ユーロが売られれば円が買われる傾向にあります。