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日銀の”マイナス金利”導入でバイナリーオプション投資の仕方は変わる?

日銀の

2016年1月29日に相場が大きく動いたということを皆さんご存知でしょうか?

お昼どきでしたので休憩をしていた方などは知っているかもしれませんが、日銀の「金融政策決定会合」の結果公表があり、大きく円安に動いたのです。

日銀は第2次安倍政権発足後の2014年4月から黒田東彦総裁のもとで「異次元緩和」を実施していましたが、先日の金融政策決定会合で追加緩和制作として「マイナス金利政策」の導入を決めました。

今回は「マイナス金利政策」が発表されたことでどの様に相場が動いているかを調べてみました。バイナリーオプションでの予想の仕方についても記載しているので、今後の取引の参考にしてみてください。

金融緩和・マイナス金利とは?何が目的なのか?

金利って何?

最初に「金融緩和」と「マイナス金利」とは何かについてお話します。この金融緩和とマイナス金利を理解しておけば今後経済ニュースを読むときや経済指標を参考に取引するときも役に立つでしょう。

金融緩和とは

まずは「金融緩和」について。これは世の中に出回るお金を増やして景気を良くしようとする政策のこと。日銀が地方の銀行を通じて多くのお金を出回らせることで会社や個人が銀行からお金を借りやすくします。

どのようなことをするのかというと、まずは貸し出す金利を下げること。金利とはお金を貸し借りする際の手数料となるものです。

例えば家を建てたいとなった時に1,000万円の資金が必要になり、銀行からお金を借りる事になったとしましょう。この時に金利が年3%の場合と1%の場合を考えてみたいと思います。

金利が年3%の場合
1,000万円の支払い+1年間に30万円の支払いが発生
金利が年1%の場合
1,000万円の支払い+1年間に10万円の支払いが発生

上記のように金利が低くなれば支払いが少なくなるのでお金も借りやすくなるのが分かるでしょう。しかし日本の基準となる金利はほぼ0%に近く、これ以上引き下げるのは限界と言われています。

そこで日本では「量的緩和」という措置を取っており、銀行が貸出に使えるお金を増やそうとしているのです。

例えば日銀が銀行から国債などの資産を買い取ることでその分銀行は貸出に回すお金を増やすことも可能に。これが金融緩和と言われます。

マイナス金利とは

マイナス金利とは

マイナス金利とはその名の通り、金利がマイナスになること。マイナス金利政策以前は銀行が日銀に預けている資金(当座預金)の一部に日銀が利息を支払っています。

しかしこのマイナス金利政策を導入した場合は金利分を日銀が徴収するというもの。今までならば銀行に資金を預けている期間が長いほどその分の手数料がもらえたので景気が悪くなると貯金をするという人が増えていました。

しかしこの様に金利をマイナスとした場合銀行の資金も減ってしまいますし、量的緩和の影響でお金を貸してもそこまで多くの手数料を取れないため銀行の経営がうまくいかなくなる可能性もあります。

そうなると民間の銀行も金利を引き下げ、逆に預金者から徴収するという可能性も出てくるのです。銀行に資金を預けてお金が減るなんてちょっと嫌ですよね。

金融緩和・マイナス金利政策をする目的は?

何となく金融緩和とマイナス金利政策については分かっていただけたでしょうか。それではなぜ金融緩和やマイナス金利政策を行うのかについて考えてみたいと思います。

先程も記載したように日本では景気が悪くなれば貯金をするという人がほとんど。実際に若い方などは両親から「シッカリと貯蓄をしておきなさい」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

貯金をすれば確かに自分自身が持つお金は増えますが、景気を良くするには多くのお金を流通させなければなりません。

しかし日本のほとんどの人が貯金してしまえば、お金は出回らなくなり景気を良くすることはできないのです。景気を良くするにはみんなにお金を使ってもらう必要があります。

そのためには銀行にお金を預けようと思わせないことが最も手っ取り早いですよね。マイナス金利政策を行って、貯金しても貯蓄は増えなければ投資に回したり、ものを買う可能性も出てきます。

そうして景気を刺激することで現在のデフレから脱却しようという狙いがあるのです。

金利政策発表された直後の相場の動きは?

2016年1月29日の黒田総裁の「マイナス金利」導入の発表があったことで相場にどのような影響があったのか知りたいという人もいると思います。

ちょうどその発表があった後の「USDJPY」と「EURJPY」のMT4チャートがあったので見ていきましょう。

USDJPYとEURJPYのチャートの動き

左がUSDJPYで右がEURJPYですが、このときの大体の値幅を計算してみたところUSDJPYでは役2.9円、EURJPYでは約2.8円と3円近い円安となり約1ヶ月ぶりの円安水準を記録。

この金融政策の発表で今までの数分前のレートの動きがわからないくらい平たくなってしまっています。ここまで大きな値動きとなるとスプレッドなどで高い利益を得ることができそうですね。

USDJPYの現在のチャート

それから週が明けた月曜日の12時近くのUSDJPYのチャートですが、未だ121円台をキープしています。

金利を引き下げたことで円の価値は下がり、円は売られる傾向が高くなっているのでバイナリーオプションで取引をするなら「高」で予想するのが良いでしょう。

現在は相場に影響を与えない

マイナス金利政策導入で最初はインパクトなどがあったためか、大きく動きましたが現在は「マイナス金利だから」という理由で相場にそこまで大きな影響は与えません。

2019年3月現在はマイナス金利以外にもトランプ大統領の動向やイギリスのEU離脱問題、EUの景気後退などの影響でそちらの方が強く動くことが多くあります。

その他にも注目度の高い経済指標が発表されたときなどのほうがより強く動く可能性があります。もちろん日銀の「金融政策決定会合」で重要な話題が出れば大きく動くこともあるでしょう。

経済指標を狙って取引をすれば勝てる可能性も高くなります。FXの場合はレバレッジや取引時間の長さなどの関係から、経済指標のときは取引を控えたほうが良いと言われているのです。

その点海外のバイナリーオプションは短い取引ができ、経済指標を狙って取引をすればしばらくトレンドに乗れる可能性も高いので人気の高いハイローオーストラリアや取引画面でローソク足が確認できるトレード200を利用してみてください。

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