【Pickup】今後の為替予想と重要攻略ポイント
ロシア危機!?ルーブル暴落で円買いの傾向
止まらないルーブル安に要注意
ロシアでは通貨ルーブルが米ドルとユーロに対して市場最安値を更新。輸入に頼る割合の大きい食料品などの物価が上昇すること(インフレ)への懸念が広がっています。
●今年初め 1ドル=33ルーブル
●12月15日 1ドル=64ルーブル
●先週末 1ユーロ=84ルーブル
●いま 1ユーロ=78ルーブル
原因は原油価格が下がり続けていること。輸出の7割が資源エネルギーというロシアにとって、ここ最近の原油価格の暴落はかなりの痛手でしょう。
ロシア中央銀行は歯止めのきかないルーブル安を抑えるため、15日の深夜(現地時間)に政策金利を10.5%から17%まで引き上げるという異例の事態になっています。
なぜ政策金利の引き上げ(引き下げ)で為替レートが動くのか?
たとえばロシアの金利が高くてアメリカの金利が低いと、投資家は金利の高いルーブルを買うという動きがでます。こうしてルーブルの価値を高めようと中央銀行が金融政策として金利の引き上げを行ったわけです。
(※金融政策とは物価や通貨の安定のため、各国の中央銀行(日本は日銀)が行う経済政策のこと)
リスク回避で円買いの傾向
原油価格の下落が株価にも影響を与えています。
ロシアの主要な株価指数RTSは15日に10%、MICEXも2%の下落となりました。原油安を背景に世界的な経済懸念が強まるいま、安全通貨として円が買われる傾向にあります。
16日、東京市場の円相場は一時117円台後半まで円が買い戻されました。長期的にドル高円安が進んでいるとはいっても、このようにさまざまな要因で円が買い戻される点に注意しながらトレードしていきましょう。
ロシアはルーブルの大幅な下落に加えて、ウクライナ情勢を巡っての欧米の経済制裁で投資や消費が減退しています。中央銀行によると2014年のGDP伸び率は0.3%に留まるとのこと。景気の低迷は直ぐに終わらず、16年末まで続くという見通しです。
なぜロシアは経済制裁を受けているのか?
アメリカのオバマ大統領は、ウクライナ南部のクリミア半島でロシアの実行支配が強まっていると指摘。ロシアとウクライナの一部当局者に対して経済制裁を開始しました。
ロシア側もこの制裁に反発し、欧米からの食料品の禁輸措置をとったことでさらに首を絞める結果に。通貨ルーブルの急落とあわせて国内のインフレ率は徐々に高まりつつあり、金融危機への懸念が強まっています。
もしロシアが金融危機に陥れば世界的な株安、リスク回避の円高といった可能性があるので投資家は注意深く様子を見ている状態です。
バイナリーオプションはFXと違って相場がどれだけ大きく動いたとしても損失額は投資金額までに限定されているので安心感が強いですが、もし1銭ずれれば全額損失になる可能性もあります。
投資するときは金額を抑えて回数を重ねるか、オプションビットのダイナミックペイアウトやスマートオプションのオプションビルダーなどを使って損失時のペイアウトを設定するのも良いでしょう。
- カテゴリ:バイナリーオプション ニュース
- 2014年12月16日
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