【為替予想】12月6日～12月13日までの経済指標をチェック！

早いもので今年も残りわずかですが、アメリカと中国で起こっている米中貿易摩擦や、EU離脱問題など解決するには年内では難しそうですね。

とくに一進一退を繰り返している米中貿易摩擦ですが、アメリカの交渉当局によると、今月の15日に対中追加関税を発動する前に、第一段階の合意を完了出来ると考えているようです。

トランプ大統領は「協議は順調に進んでいる」と、米中貿易協議に対してのコメントを発表しています。確かに対談で、中国と緩和になりそうではありました。

アメリカと中国との貿易が、今よりいい方向へといくのではと思っていましたが、その後にトランプ大統領は香港人権法案に署名。

このことにより、再び中国との仲が悪化したのは言うまでもないでしょう。このことに対し中国は強く反発しており、15日の関税についても交渉が上手くいくとは考えにくいです。

米中貿易は相場に影響してくる問題でもありますので、今後も注目した方がいいですね。

さて残り1ヶ月、15日には追加課税が予定されていますが、ドル円にどう影響してくるのか、経済指標をチェックしておきましょう。

ここでは12月06日～12月13日までに発表される注目度の高い経済指標を紹介していくので、是非参考にしてください。

12月06日(金)アメリカ・雇用統計 11月

アメリカでは金融政策などの決定に最も影響を与えるのが雇用統計となっているので、ほとんどの投資家が注目している指標です。

バイナリーオプションで短時間の取引をする場合は特に「非農業部門雇用者数」に注目しましょう。

非農業部門雇用者数の数値が予想よりも大きければドルが買われ、小さければドルが売られます。

「非農業部門雇用者数」と「失業率」の数値が良ければ長く上昇方向へのトレンドが続く可能性が高くなり、数値が悪ければ長く下落方向へのトレンドが続く可能性が高くなるので注目しておきましょう。

12月07日(土)アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値） 12月

消費者のマインド調査を指数化したものです。速報は300人、確報は500人を対象に調査を行っています。

調査対象が少ないと、指数のブレが比較的に大きいです。数値が上がれば消費者の購買意欲が高まりますので、景気向上とされドルが買われやすくなります。

速報値なので、確報より少ない人数ですが、相場をチェックしておきましょう。

12月10日(水)ドイツ・ZEW景況感指数 12月

ZEW景況感指数は、半年の景気見通しについてアナリストや機関投資家約350人を対象に行なったアンケート調査を基に、算出している指数です。

ドイツの経済指標の中で最も注目されている高い指標となっています。相場が荒れるまではないかと思いますが、短時間取引でいいかもしれません。

12月11日(水)アメリカ・消費者物価指数 11月

消費者に特化した指標で、主にサービスや食品・その他物品のインフレ度合いが発表されます。

基本的に景気が良いと物価は上昇し、不景気となると物価は下落します。物価の上昇は好景気＝ドル高に繋がりますので、消費者の素直な動向により景気が決定付けられるといっても過言ではありません。

米国のインフレ率を分析するための最重要指標なので、チェックしておきましょう。

12月12日(木)アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 12月

FRB政策金利は、年8回の定例会合のうち4回の会合で参加メンバーによる、今後数年間の年末時点での経済成長率から失業率、物価・政策金利水準の見通しが発表されます。

米国の政策金利はフェンデラル・ファンド金利誘導目標、0.25％のレン時で目標が示されます。

相場が急に動く可能性もあるため、動きをよく見ながら取引しましょう。

12月12日(木)ユーロ・ECB政策金利 12月

政策金利とは中央銀行が銀行にお金を貸し出すときの金利のことで、ユーロ圏の政策金利はECBが決定しています。

金利は為替に与える影響が大きいので注目の指標です。

金利を下げたりすることは頻繁にしないので、ユーロ圏の経済状況をチェックしてください。

12月13日(金)アメリカ・小売売上高 11月

デパートやスーパーなどの小売業の売上をベースとした値を指標として公表しており、個人消費の数値をより具体的に把握する事が出来ます。

個人消費の増大は好景気の証であり、労働局の発表値よりも過敏に相場への影響が大きくなっています。

一般的に、消費者物価指数よりも、景気を反映させることが早いと言われています。

経済指標を狙って取引すれば勝てる可能性あり！

今回は12月06日～12月13日までに発表される注目度の高い経済指標について紹介してきました。

初めて取引をするという方は今回紹介した経済指標が発表されるタイミングで取引を行うのがベストです。

なぜなら経済指標が発表される時は相場が上か下かの一方向にしか動かないことが多いので分かりやすいから。

しかし、米中貿易の今後どのように相場に影響するのか、気になるところです。

13日までの経済指標まで紹介していますが、その2日後にある関税について、相場の動きが変わってくるかもしません。情報をチェックしておきましょう。

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