バイナリーオプションは無裁量でも運で勝てる可能性もあるが、勝ち続けるには裁量取引が必要

バイナリーオプションは大変利益の出やすい投資方法です。海外のバイナリーオプション口座を使えば、ペイアウト率が1.8倍以上であることが多いので、運が良ければ30秒で資金が2倍近くになることがあります。

ただし、運任せのトレードで勝てるほど相場は甘くありません。無裁量では限界があるので勝てない時がいずれ訪れます。

バイナリーオプションはシンプルなルールだから無裁量でも勝てる可能性はある

バイナリーオプションは他の投資と違い、基本的に勝つか負けるか2分の1というシンプルなルールなので、相場分析をしない無裁量でも勝てる可能性はあります。

他の投資では負けた時よりも、勝った時の利益が大きくなるように計算したり、長期取引で手に入る、もしくは失う金利を視野に入れたりなど複雑ですが、バイナリーオプションとは無縁なので気持ち的には大変楽だと言えるでしょう。

しかし、勝率が50%でも勝てるとは限らないのがバイナリーオプションです。いくら運が良くても、期待値の問題で長期的には勝てなくなる恐れが強いと言えます。

そこで、何故バイナリーオプションは運だけでは勝てないのかについて見ていきましょう。

無裁量だと運任せになるから勝ち続けることはできない

無裁量では、運任せになってしまうので、長期的に見て稼ぐのは大変難しいでしょう。というのも、バイナリーオプションを含め、どの投資もランダムにエントリーした場合の期待値はマイナスだからです。

バイナリーオプションではペイアウト率が2倍で期待値がゼロとなります。つまり、回数を重ねれば利益も損失も±0に近づくのです。

実際のトレードでは、ペイアウト率が2倍になることは多くありません。大体の口座は1.8倍程度であり、ペイアウト率が高いハイローオーストラリアですら、安定して出るのは1.95倍程度です。

一応、国内バイナリーオプションや、その他の海外バイナリーオプションでは2倍を超えるペイアウト率が安定して出ることはあります。しかし、国内バイナリーオプションは相当動かなければ勝てない問題があり、期待値はマイナスです。

安定して、2倍以上のペイアウト率が出る海外バイナリーオプション口座は、勝率が高い場面を探すことで、期待値がプラスになるような裁量取引を目指しましょう。現状、最も期待値が±0に近いのはハイローオーストラリアやザオプションのスプレッド取引です。

スプレッド取引は0.2pips前後不利な状況からスタートする代わりに、ペイアウト率を上げる取引方法であり、この2口座なら最小で0.1pipsしか不利にならない、大変ありがたいシステムがあります。

それでいて、ペイアウト率は安定して2倍になるので稼ぎやすいです。特に、1時間取引などの長期取引なら0.1pips程度の遅れは無いに等しいので(よほど残り時間が少なくない限り)ペイアウト率が上がるメリットだけが残ります。

ただし、短時間の取引では0.1pipsの違いはかなり大きいことに注意して下さい。いずれにしても無裁量だと運任せになります。ギャンブルやゲーム感覚でやるなら問題ないかもしれませんが、しっかりと利益を出していくには裁量取引が必要です。

無裁量で取引するとどうなる？実際に取引した結果

実際に無裁量で適当に取引をした結果を紹介します。米ドル円30秒スプレッド取引を行ったところ、なんと10回中1回しか勝つことができませんでした。

短期取引かつスプレッド取引なので、引き分けが負けになる上に0.1pips不利な局面からスタートするのも致命的と言えます。元々かなり不利な状態とはいえ、一般的に勝率は五分と言われているバイナリーオプションでここまで負けるのは衝撃的です。

このように、無裁量だったり考えなしにトレードするとこんなにも負けやすくなります。こうしたトレードを続けていると、ただお金を失うだけの結果となりますから、勝つために戦略を用いる必要があるのです。

しっかりと勝ち続けるために裁量取引を取り入れよう！

今回紹介したように、しっかりと勝ち続けるためには無裁量ではなく裁量取引を取り入れましょう。運任せのトレードをしていては、期待値がマイナスになって負けるようにできています。

そうでなければ、適当にトレードしている人でも勝ててしまうので、バイナリーオプション会社や証券会社はすぐに破綻してしまうためです。

宝くじやカジノ・競馬などその他のギャンブルも同様であり、100円賭けたら99円以下しか返ってきません。

例外的にキャンペーンなどで無裁量でも期待値がプラスになるケースはあります。例えば、一定期間ペイアウト率を2.02倍にするなどのサービスが実際に過去行われました。

これなら無裁量トレードをしても一応勝てる計算です。パチンコなどでも同様に、一時的に勝てる仕組みが稀に置かれます。しかし、あくまでも一時的かつ、短期的なサービスであることが大半なので、基本的には分析をする努力をしましょう。

そうすれば、期待値がプラスになり、続ければ長期的にはお金が増えるという状態に持ち込むことが可能です。

自動売買ツールを使うなら裁量取引はいらないのか？

近年、自動売買ツールを使ってのトレードが普及しつつあり人気です。ハイローオーストラリアや、ザオプションと言った主要海外バイナリーオプションでは、禁止されていますが、流行すれば解除される可能性が十分にあります。

このため、自動売買ツールを裁量化する必要があるのかどうかについて考える必要があるでしょう。

結論から言うと、自動売買ツールでも裁量取引が有効です。自動売買をしている時点で裁量とは言いがたく、一度設定した後は無裁量になってしまいます。

それでも、勝てるプログラムを組めているなら全く問題はありません。しかし、現実には環境がコロコロ変わります。このため、負け知らずだったと、ツールが一転して負け続きになってしまうことが多いです。

そこで、自身の裁量によって設定を変更する必要があります。ヤフオクなどで売られている自動売買ツールは、環境の変化に対応できないので、利用する場合は盲信しないようにして下さい。

裁量取引は行うべき！

今回は、バイナリーオプションを行う場合は裁量取引を行うべきという内容を解説しました。

バイナリーオプションはもちろん、基本的には、どの投資も無裁量で適当にトレードするだけではマイナスになるようにできています。

ハイローオーストラリアや、ザオプションの長期スプレッド取引が、期待値±0に最も近いので無裁量でもある程度負けないトレードは可能です。

しかし、ここまでしても厳密に言えば期待値はマイナスなので、裁量取引に切り替えて勝率が高くなる、エントリーポイントを絞り出すと良いでしょう。自動売買ツールを使っていても有効なので、是非裁量取引を検討してみて下さい。

裁量取引が難しい、中々バイナリーオプション取引で勝率が上がらないと思ったら当サイトで配布している「逆張りチェッカー」を是非チェックしてみてください！