簡単！バイナリーオプションで逆相関を攻略する方法

バイナリーオプション初心者の方や中々バイナリーオプションで結果が出せないという方の中で、「相場の相関性」または「取扱銘柄や通貨ペア同士の相関性」という言葉や理論をご存知でしょうか。

もしかすると馴染みのない方や聞いたことない方の方が多いかも知れません。または相関性という言葉自体は知っているけど、相場ではそれがどのような意味を表しているのか分からないという方もいるかと思います。

そこで今回は相関性という言葉の意味や実際の例などを紹介するとともに、相関性という考え方を使ってどのようにバイナリーオプションでエントリーしていけばいいのかについて詳しく解説したいと思います。

各通貨ペアの相関性を知ることでよりエントリーする際に強い根拠を持てるようになりますので、最後まで読んでみてください。

バイナリーオプションでの相関性は大きく3つ

バイナリーオプション初心者の場合、ドル円ならドル円だけのチャートを見てエントリーしている方が多いのではないでしょうか。

ドル円だけのチャートを見てエントリーすることは別に悪いことではありませんし、無駄なチャートを出して分析が見づらくなってしまっては、勝率を安定させることも出来ませんので正しいやり方と言えるでしょう。

しかし今回紹介する通貨ペア同士の相関性を理解すれば、今見ている通貨ペアの相場観がよりわかりやすくなると思います。

まず相関関係と言っても3種類の意味があるので覚えておきましょう。「相関(順相関)」「逆相関」「無相関」の3種類です。それでは一つずつことばの意味を解説していきます。

相関性とは

上記のチャートはドル円(USD/JPY)とユーロ円(EUR/JPY)のある時間の5分足チャート比較したものです。赤○で囲われた部分を中心に2つとも同じようなチャートの動きをしていることが分かるかと思います。

このように2つの通貨ペアのチャートを比較したときに同じようなチャートの値動きをしている特徴を持っていれば、それを相関性または順相関と言えます。

逆相関とは

これはドル円(USD/JPY)とカナダドル円(CAD/JPY)のある時間の5分足チャートを比較したものです。

先ほど同様赤○で囲われた部分に注目してもらいたいのですが、ドル円の価格が上昇しているのに対して、カナダドル円は価格が下降しているのがわかると思います。

このように2通貨ペア同士のチャートを見比べたときに逆行するような動きをしている通貨ペア同士を逆相関関係にあるといい、簡単にいえば「＋と－」のようなものと考えていただければ分かりやすいかもです。

無相関とは

無相関とは、2つの通貨ペア同士のチャートを見比べたときに同じような動きもしていなければ、逆行するような動きもしていないいわゆるバラバラの動きをしている通貨ペア同士のことをいいます。

以上、相関について「相関性」「逆相関」「無相関」について解説しました。

つまり相関とは2つの通貨ペア同士を比べた際に同じような動きをしていたり逆行するような動きをしていたり、またはバラバラの動きをしていたりと2つの通貨ペアのチャートを見比べたときに起こる関係性のことです。

実はこの相関について知っていると知っていないのとではエントリーする際に有利なエントリーポイントを見つける際に差が出てきてしまうので、覚えておきましょう。

ドル円とユーロドルに起こりやすい逆相関

相関について分かっていただけたところで、次は逆相関の起こりやすいドル円とユーロドルについて見ていきましょう。

まずドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)は、基軸通貨である米ドルを含む「ドルストレート」と呼ばれる通貨ペアです。ではなぜこの2種類が逆相関になりやすいのか見てみましょう。

ドル円とユーロドルが逆相関になる理由

このようにどちらか一方の価格が上昇しているときは、もう一方が下降するというようにドル円とユーロドルでは逆相関になりやすい傾向にあります。

ではなぜこの2つの通貨ペアがそのような関係性になりやすいのでしょうか。それはユーロとドルが世界2大通貨だからで、2つにはこのような特徴があります。

ドルの価格が上がるとユーロの価格が下がり、逆にユーロの価値が上がるとドルの価値が下がる。

この関係が逆相関を生むのです。とは言っても、じゃあなぜドル円相場にその影響があるのでしょうか。例えばユーロの価値が世界的に上昇したとしましょう。

価値が上昇するということはユーロが買われるということは分かると思います。通常、投資家は保持している通貨を売ってユーロを買いますが、もしその通貨がドルであればドルが大量に売られるため、世界的にドルの価値が下がります。

ドル円相場においてドルの価値が下がるわけですから、ユーロドルの相場が上昇すると、ドル円相場は下がるということです。

以上の理由により、ドル円とユーロドルでは逆相関の関係になりやすいと理解できたと思います。もちろん必ずしも逆相関になるというわけではなく、逆相関になりやすいということですので誤解しないようにしましょう。

バイナリーオプションで逆相関を攻略するには

バイナリーオプションで逆相関を使う場合は、逆相関の関係をそのまま利用してエントリーすることをオススメしています。

例えばドル円で水平ラインを使ったエントリーをしていたとします。高値圏において、ライン付近で相場が止められていたとしましょう。

このまま水平ラインがレジスタンスラインとなって価格が下落する可能性があるから「Low」エントリーをしたい。そう思った場合、逆相関換気にあるユーロドルのチャートを見てみましょう。

もしユーロドルでも底値付近に引いた水平ラインがサポートラインとして機能しそうであれば、お互いがラインを抜けることなく価格を戻す可能性が高くなると考えられます。

このようにエントリーしようとしている部分で逆相関関係にある相場も逆行するような動きを見せているのであれば、より強い根拠を持ってエントリーできるというわけです。

ですがここで一つ注意があります。この考え方はトレンドが発生しやすい夕方から夜の時間帯よりも日本時間の11時から15時の相場がゆったり動いている時間帯の方が勝ちやすいです。

というのも激しく動いている相場というのは高値や底値を更新しやすかったり、思わぬ動きをする場合が多い為、負けやすくなっています。

とはいえこの逆相関を利用することで、1つの相場を多角的に見ることができるようになるので、より強い根拠を持ってエントリーできるようになるでしょう。

相関性を覚えることはスキルアップにも繋がりやすいので、覚えるだけでなくデモ口座でも良いので、ぜひ試してみてください。